補乳食(離乳食)中期

生後8~12ヶ月(補乳食中期)には様々な食材とレシピのレパートリーを増やしていく時期になります。

【補乳食中期に与える基本の食材】


・糖質食材

穀類→必須栄養素ファーストの観点から少なめに。便秘に注意すること。

イモ類→たっぷりのバターや生クリームと一緒に少量だけなら可

 

・ビタミン類食材

緑黄色野菜→火を通しバターや生クリームなどの油脂と一緒に食べさせる

淡色野菜→薄味の漬物にするか火を通す

果物→りんご、梨、桃などのペクチンが多い果物は火を通しバターや生クリーム(ホイップしたものなど)と一緒に食べさせる

ベリー類、南国フルーツ、柑橘類は生で可

 

・たんぱく質食材

→必須栄養素が豊富だが未消化になりやすく、消化にエネルギーを使うため様子を見ながら進める

魚介類→小魚は骨が多いので注意。大型魚は水銀濃度が高いのでなるべく避ける。

大豆→発酵した納豆や豆腐以外は少量に留める。

【補乳食中期に与える食事例】


・野菜のクリームスープ

・肉煮込みやシチュー

・無糖ヨーグルト、クリームチーズ、カッテージチーズなど

・つかみ食べのできるもの(アボカドの角切り、温野菜スティック、チーズ、果物など)

・薄味の漬物

・海藻類

・発酵タラ肝油小さじ1杯

・おかゆ

クラムチャウダー

左 鶏肉と豆のトマト煮込み

右上 タラのすり身

右下 みかんの生クリーム添え

焼き海苔のごま佃煮

じっくり煮込んだサムゲタン

【補乳食の量】


一般的には「離乳食後期」と言われ、一日三食へと食事の回数も増やしていく時期です。

 

ただ、補乳食では必須栄養素を中心に食べさせていくので、赤ちゃんがそれほど食べたがらないかもしれません。

一日三食、食べないからといって心配しなくても大丈夫です。

しっかりと母乳やミルクを飲み、二回食事を取れていればひとまず様子をみても良いでしょう。

 

また、一回にどのくらいお肉(たんぱく質)を食べさせてよいか、についてもあまり神経質になる必要はありません。食べられるだけ食べさせてください。

ただ、食べ過ぎて未消化になったり便秘、下痢、アレルギーになっていないかには注意をしましょう。。

 

もし、お肉を食べたがらない場合は無理せず食べられるものを食べさせてあげます。

【調理方法】


肉はスロークッカーや炊飯器、圧力鍋などを使い柔らかく仕上げ、ほぐしてあげると手づかみ食べができやすくなります。

野菜は薄くスライスして柔らかく煮ると手づかみ食べができます。

フードプロセッサーやハンドブレンダーを使って細かくしても食べやすいです。

ミニトマトは湯むきすると食べやすくなります。

【補乳食の味付け】


濃い味付けは不要ですが、赤ちゃんにはナトリウムが不足するので天然塩(岩塩)を使って薄めに味付けをしてあげましょう。食卓塩よりもミネラル豊富でマイルドな味わいです。

砂糖や人工甘味料は使わないでください。腸内環境が悪化します。

 

動物性脂肪のラード、牛脂、バターなどは気にせず使ってください。

スパイスはまだ不要ですが、薄いカレー風味程度なら大丈夫です。

【咀嚼機能】


顎、舌の動きが発達し歯茎で食べ物を噛み潰せるようになります。

食材を柔らかくすることで食べやすくなりますが、大きいと喉に詰まらせてしまうので注意が必要です。きちんと飲み込めているか観察しましょう。

【授乳の目安】


食べる量が増えてくると母乳・ミルクの回数や量が減ってくることがあります。

母乳の場合はスキンシップを求めて飲みに来ることもあるので制限なく与えます。

食事の前には授乳をしましょう。母乳の水分をしっかりとることで、その後の食事の栄養素も吸収しやすくなります。