補乳食の進め方

乳児の消化機能


乳児には炭水化物を分解するアミラーゼという消化酵素が十分にできていません。そのため、少なくとも生後16ヶ月までは炭水化物を与えないようにしましょう。


たんぱく質および脂質の消化酵素であるペプシン(たんぱく質分解酵素)、リパーゼ(脂肪分解酵素)は母乳の消化のため、炭水化物より先に確立しています。母乳は動物性脂肪、たんぱく質でできています。そのため、乳児の補乳食にはまず動物性脂肪、たんぱく質から摂取させます。

 

乳児は生後6ヶ月の時点で貧血傾向であるため、徐々にレバーや肉、卵黄を食べさせる必要があります。


赤ちゃんの愛想が悪い、臆病、ぐずりやすい、夜泣きをする、などの問題は貧血や栄養不足がすでに進行している可能性があります。そういった場合は生後6ヶ月に満たなくても補乳食を始める必要があります。

食材の注意点


果物は消化に負担がかかるので、バナナ、メロン、マンゴー、パパイヤ、アボカドなど南国の果物以外を食べさせる場合は火を通してからペーストにしましょう。南国の果物は消化に良いですが、身体を冷やす効果があるため、寒冷地に住む場合や冬に食べさせるのはやめておきましょう。


その他の果物はバターや※純正生クリーム(植物性脂肪ゼロ)などの動物性脂肪と一緒にすることでビタミンC、葉酸、マグネシムなどの消化吸収がしやすくなります。りんご、梨、桃などはペクチンが多く消化しにくいので、火を通して調理した方が消化がよくなります。

焼きりんごなどに生クリームを添えると良いでしょう。

 

葉野菜の摂り過ぎは関節・腎臓に影響を与えるので気をつけましょう。アブラナ科のキャベツ、ブロッコリー、芽キャベツなどはヨウ素が多く甲状腺機能が低下しやすいので火を通すようにしましょう。


にんじん、ジャガイモやサツマイモなどの根菜類は食物繊維が多いので、便秘を起こしやすい赤ちゃんは避けましょう。食べさせる場合には細かくしたりペーストし、バターをたっぷり付けて食べさせましょう。 

 

※大豆油、キャノーラ油、菜種油などの植物性脂肪は環境ホルモン(性ホルモンを撹乱する)作用があるため赤ちゃんも大人も摂取を避けましょう。調理用油には低温圧搾法で作られたエキストラヴァージンオリーブオイルやエゴマ油、エキストラヴァージンココナッツオイルなどの良質な植物油か牛脂、ラード、ギー、バターなどの動物性油を使用しましょう。

 

卵はアレルギーが出やすい食材です。始めは半熟または固茹でした卵黄のみをスプーン一口からはじめましょう。もし湿疹などのアレルギー症状が出た場合には食べさせるのをやめ、1ヶ月ほどしてから再チャレンジしてみてください。


白身は1歳になってからにしましょう。

時期別の補乳食の進め方