歯列矯正の予防は妊娠前から

歯並び、咬み合わせは遺伝ではない


「親の歯並び、咬み合わせが悪いと子どもも悪くなる」と言われていますが、実は違います。

1930年代、アメリカのW・A・プライス博士により画期的な研究が発表されました。歯並び、咬み合わせは妊娠前の母親の栄養状態が関係しているというものでした。

 

博士は世界中の先住民族を訪ね、同一の地域で伝統的な食事(伝統食)を食べている集落と、近代食(砂糖、精製穀物、加工食品など)を取り入れた集落を比較しました。

その結果、伝統食の集落の人々は歯並び、咬み合わせ、骨格などが良好である一方、近代食の集落は虫歯、歯周病、ガタガタの歯並び、不正咬合(かみ合わせの不良)、様々な歯のトラブルを抱えていることを発見しました。

 

そして、歯並び・咬み合わせなどを含めた頭部の骨格の違いは、母親(そしておそらく父親も)の妊娠前の食事に鉄分などのミネラルやビタミンA、ビタミンD、ビタミンCなどのビタミンが豊富に含まれていたかどうかによって左右されていました。



スイス人

左:伝統食 右:近代食



アラスカのイヌイット(エスキモー)の人々

左:伝統食 右:近代食


インディアン

左:伝統食 右:近代食


出典:食生活と人間の退化

また、伝統食を食べている先住民は虫歯や歯周病がほとんどない一方、近代食を食べている先住民の虫歯、歯周病の罹患率は非常に高くなっていました。


これは、普段の食生活に加え、妊娠前の母親が胎児の強い骨、歯、免疫力に不可欠な栄養を十分に摂取できる伝統食を食べていたことがあげられます。

 

先住民は結婚した男女に栄養のある特別な食事を食べさせることで、産まれた子どもが奇形や病気もなく身体も強くなるということを経験的に知っていました。

 

その特別な栄養のある食事は地域により様々です。

例えば、海産物の取れる地域では魚卵を乾燥させたものや魚の肝臓を発酵させたものであったり、放牧牛がいるところでは牧草をたっぷり食べた牛の乳の乳製品などです。

 

現代ではこのように栄養たっぷりの食材はなかなか手に入れることは難しいですが、妊娠をしたいと思ったのであれば、その日から特別な食事を摂ることの意味は大きいでしょう。

 

 

不正咬合のメカニズム


子どもの頭蓋骨は6歳までに大人とほぼ同じ大きさまで成長します。

その際、上顎の鼻中隔軟骨という鼻を左右に分けている軟骨が成長不良だと、上顎の横幅の成長も不十分になります。


すると、前歯が乳歯から永久歯に生え変わるときにスペースが足りなくなり、ガタガタの歯並びになります。


さらに、上顎の成長が不十分だと、頭蓋骨の成長も不十分になり、脳の成長を阻害し深刻な成長障害を起こすことも指摘されています。


鼻中隔軟骨を含めた軟骨組織はコラーゲンから成り、その成長にはビタミンCや鉄が必要になります。

骨は栄養が不足すると密度が落ちるのですが、軟骨の場合には成長が不十分になります。

 

よって、歯並び・咬み合わせが正常になるためには、成長期に鉄分が十分にある必要がありますが、その栄養は胎児のときに母親からもらった鉄分が関係していると言われています。

 

食事からの鉄分の吸収率は悪く、多くても30%です。子どもの場合は消化機能が未発達なため、さらに

母親が妊娠前から鉄分をしっかり摂取し貯蔵しておくと、妊娠中に胎児に十分な鉄分を送ることができ、出産後の成長がスムーズになります。

 

母親となろうとしている女性は少なくとも6ヶ月前から普段の必要量以上の鉄分を含めた必須栄養素を摂取しておく必要があります。


健康な赤ちゃんのために


以上見てきたように、健康で免疫力が強く、歯並びの良い赤ちゃんを産むためには、十分な栄養が必要になります。

そして、そのためには妊娠の少なくとも6ヶ月前からの準備が必要になります。すなわち、妊活・ベビ待ちの女性がすべきことは十分な栄養のある特別な食事をすることにあります。


そのためには、肉・魚・卵・チーズなどの動物性食品をしっかり摂取し、それでも足りない栄養素は天然のサプリメントである発酵タラ肝油で摂ることをお勧めします。

 

発酵タラ肝油は沿岸に住む先住民が健康な母子のために特別に用意していました。

現代においても、発酵タラ肝油は知る人ぞ知るスーパー健康食品です。


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参考文献:「食生活と人間の退化」 W・A・プライス 

     「歯医者が虫歯を作ってる」 長尾周格