妊娠期の健康と栄養


生命を育む妊娠期間は、ママと赤ちゃんの両方にたくさんの栄養が必要です。


しかし、これまで言われてきた妊婦が摂取すべき栄養基準は炭水化物中心であり、最も大切な必須栄養素のバランスが不十分でした。


さらに、妊娠中の体重管理を厳しく指導する産院、ママの「体重をなるべく増やしたくない」という思いから極端に動物性脂肪を控え、栄養不足で生まれてくる赤ちゃん達が増えています。


妊娠中の脂質を含む栄養の不足は胎児の成長が悪くなるばかりでなく、産まれてから大人になってもそのツケが回ってきます。

それが「生活習慣病胎児発症説(胎児プログラミング仮説)」です。


これは、英国サウザンプトン大学医学部教授のデイヴィッド・パーカー教授が提唱したもので「生活習慣病の素因は受精期から妊娠、出産が終わって3ヶ月くらいの時期までに作られる。そして生活習慣病が発症するかどうかは、その後の生活習慣によって決まる」という説です。


また、「脂質が豊富な母乳で育てると、このタンパク質が機能しやすくなることが知られていたが、遺伝子レベルでのメカニズムは分かっていなかった。母乳に含まれる脂質は乳児の栄養成分として重要なだけでなく、成人になってからの健康にも深く関わっている可能性があるという」


母乳で育った子どもは生活習慣病になりにくい


出産直後からカロリー制限で脂質摂取を減らしてしまうと、乳児にとって大切な脂質の供給が減少してしまうかもしれません。


つまり、胎児期に低栄養状態だと生活習慣病の素因ができてしまい、授乳期で母乳の脂質が少なければさらにリスクは高まり、成人してから本当に生活習慣病になる可能性はそうでない人に比べ断然に高くなる、ということを意味しています。



その他にも、妊娠期の各種栄養素の不足は胎児の正常な発育を阻害します。


さらに、妊婦の健康をも阻害し、産後の回復の遅れや体型の崩れ、更年期への影響など様々です。


ママと赤ちゃんの将来の健康のためにも、栄養たっぷりの食事をとっていきたいものです。

では、どんな食品のどんな栄養素をどのようにしてとるべきか、次のページからそれを学んでいきましょう。



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